金融庁大臣記者会見の質問を並べてみた
投稿者: 投稿日時: 2009/10/18 22:37:00
金融庁では省庁の中で現在唯一、記者クラブとクラブ非加盟記者のそれぞれ別個に記者会見を開いている。下記は、金融庁ホームページから両会見における記者の質問部分のみを抜粋したものである。前半(11:14~11:41)が記者クラブ、後半(11:42~11:56)が雑誌・フリー等の記者向けの会見である。
●亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(平成21年10月13日(火)11:14~11:41場所:金融庁会見室)
http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2009b/20091013-1.html
問)まず、返済猶予の件なのですけれども、先週金曜日(9日)に、作業チームが検討してきた対策法案の原案について大臣に報告がなされまして、その後、大塚副大臣の方から記者会見があったのですが、例えば「「猶予」という言葉は使っていない」とか、「住宅ローンは含まれるかどうか」と聞いたら、「それも含めて答えない」とか、大臣がこの場を含めて繰り返しおっしゃっていた基本的な部分を含めて十分な説明がなされませんでした。与党とか関係省庁の調整があるのでしょうけれども、今後もこの政策決定過程は国民に明らかにしないで、成案としてまとまるまでは、こうした四角四面の対応をしていくというような印象なのでしょうか。
問)ただ、大まかなことが、要するに大臣がこの場とかで大きな方向として示されていることもおっしゃらない。
問)ですから、大臣がこの場とかで、例えば「住宅ローンを含める」と大臣はおっしゃっている。そういった大臣がおっしゃっていることも、副大臣は「ここでは今日は言いません」というふうにおっしゃって…。
問)日程的な面ですが、明日、与党の政策会議が予定されていますけれども、そうすると、スケジュール感とすると、明日1回で終わるとも思えないのですけれども、どれぐらいのタイミングで国民の皆さんに、「概要はこんなものですよ」と示せるのでしょうか。
問)要するに、「閣僚委員会」というのは完全な成案として成り立った段階ということですね。
問)日本郵政の社長人事の件なのですけれども、西川社長の後任候補として銀行経営者の名前が挙がっているという一部報道があったのですけれども…。その報道の真偽と、現在の検討状況について教えていただけますでしょうか。
問)先ほどおっしゃった一日も早く成立させたいという返済猶予についてですが、タイトな部分、詳細については言及されない、それは理解しました。では、大幹で、どうしてもまだはっきり分からない点が1点あるので聞きますけれども、今回の法案というのは、これは銀行にとって強制力というのはあるのでしょうか。
問)ということは、命令・強制はしないが放ってはおかない、何らかの形で介入するという場合もあると。
問)それは、どのようなインセンティブなのでしょうか。
問)インセンティブというと、何かご褒美をあげるような類に聞こえるのですが。
問)ただ、そこというのはやはり法案の大幹の部分で、今、この時点である程度決まっていないと、先が見えないのではないかと思うのですが。
問)本当ですか。
問)一方では、行政処分、検査をしっかりして、その後、このモラトリアム法案に基づいた貸出行動をしていない金融機関については行政処分も辞さないということをたびたびおっしゃっていますが、今もそのお考えはおありなのでしょうか。
問)基本精神は、金融機関の自主性を重んじるということですか。
問)すみません。よく分からなかったので、後でまた質問させていただきます。
問)我々もここに来る前に、1時間以上待っておりまして、やはりどうしても解決したいことは、ここでみんな記者は質問して解決して帰りたいので、大変申しわけないのですけれども、今日に限ってでもよいので、もう少しだけお時間をいただけませんか。
問)大臣のご説明とか、その趣旨は分かるのですが、そうであるならば、こういう検討している最中とか、どうなるかも分からない段階で、大臣が「国としてモラトリアムを3年程度実施する」とか、どうしても誤解を受けやすいような表現を今まで繰り返し発言されたことに対して、何かお考えはございませんか。
問)それは、大臣、では今の「3年程度モラトリアムを実施する、国としてやる」と…。
問)それをスパッと言うことと、今みたいに大臣が、「強制するのではなくて、お互いの話し合いで」というものと、やはり落差があると思うのです。
問)大臣としては、では、今までの発言の中で「ちょっと言い過ぎたな」とか「先走って」というのは…。
問)分かりました。
問)朝日新聞はそういう報道をしていないから、ちゃんと読んでください。
問)いや、私はそういう報道をしていません。
問)いや、そう受けている国民がいるということを問題にしているのです。すり替えないでください。
問)小骨のようなところは、とりあえず置いておいてということなのですが、大まかな概略の部分をどのタイミングでご説明になろうとしているのかという、例えば、その時期的な目途、臨時国会が今月末なので、それまでというのは分かるのですが。
問)例えば、次の政策会議の終わった段階でご公表になるとかというお考えは。
問)その返済猶予のところで、この間、大塚副大臣が、「条件変更だ」というお話で「返済猶予は含まない」と、いや「ちょっと明言できない」ということだったのですけれども…。
問)いや、我々はそう理解していたのですけれども、そういう言い方をされていなくて、一昨日のテレビでは認めるような発言をされていて、ちょっと…。
問)いや、全然、揚げ足を取っているのではなくて…。
問)いや、我々もそう思っていたのですけれども、どうも違うような言い方をされたのです。
問)では、条件変更は返済猶予ということでよろしいのですよね。
問)いや、思いますよ。
問)いや、だから、大臣、今言われたのは「そんな基礎的なことを聞くな」というあれですよね。ですから、金曜日の会見で、この場で「貸付条件等の変更等の中に返済猶予は入るのですか」と言ったら、副大臣は…。
問)それを大塚副大臣は、「いや、猶予が含まれていることを言えない」と金曜日の夜、言われたのです。
問)言っているのです。では、後で会見録をお持ちします。
問)だから、そのたたき台なりを出していただければ幾らでも考えるのですけれども、それを何も、論点すら出てこないので…。
問)だから、論点でもよいではないですか…。例えば、「確定的なものはないけれども、こういうところを議論しています」と…。
問)大臣からはいろいろ出ていますけれども…。
問)いや、言っておりません。断言できますが、言っていません。
問)いや、一緒にやりたいなと思っているのですけれども、副大臣から何も出てこないので、それで申し上げているのです。
問)大臣が発表された方がよかったのではないですか。
問)隠すことでなければ、副大臣にも隠さないように言っていただければと思うのですが…。
問)今後、他省庁と与党との調整プロセスがあると思うのですが、そのあたりで、例えば、制度の根幹に関わる部分で修正を加えるとか…。
問)では、ないという。
問)二週間前と同じ質問なのですが、今、日本には中小企業、零細企業が幾つあって、ざっくりで結構なのですが、そのうちの大体何%が、返済猶予を迫られているがために業務が立ち行かなくなっているのでしょうか。原案ができた今、その原案をつくった問題意識、ここをもう一回、理解しておきたいので、ご回答をお願いします。
問)日本郵政の後任の社長の件なのですけれども、以前、大臣は「頭の中にもう既に入っている」とおっしゃっていたのですが、報道に出ている方は入っているのでしょうか。
問)昨日、民主党の小沢さんが、来年の参院選で民主党が単独過半数をとっても連立を維持するという内容の講演をしたのですけれども、鳩山政権のもとでやられている亀井さんから見て、この意見についてはどうお考えでしょうか。
●亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(雑誌・フリー等の記者)
(平成21年10月13日(火)11:42~11:56 場所:金融庁大臣室)
http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2009b/20091013-2.html
問)フリーのジャーナリストの岩上安身と申します。
法案の中身は、まだ確定していないだろうとは思いますけれども、一つお聞きしたいのは、返済の猶予、あるいは貸出条件の変更、見直しであるにせよ、先般、大臣が、「もう先々、猶予しても葬式を延ばすだけになるような企業を一律に救済するわけではないのだ」とおっしゃられていたわけですけれども、では、その選別の基準というのはどういうところなのか、どういう企業を生かして、「無理ですよ、あなたは」という企業の基準は誰が決めて、どういう基準にされるか、ここをお伺いしたいのです。
問)選別の基準はどうするのですか。審査基準といいますか。
問)フリーランス・ライターの畠山と申します。
「助からなければ意味がない」というようなことを、今、おっしゃいましたけれども、返済猶予の大体の規模は幾らぐらいというのは、想定というか予想はされていらっしゃるのですか。
問)では、ざっくり幾らというのも、まだ。大体どれぐらいになるかというのも、まだ全然。
問)フリーランスの記者の朝倉と申します。
金融庁の記者クラブである財政研究会が、こういった会見運営に支障を来すからという理由で、記者クラブに私どもみたいなフリーランスのことを入れていただけないというふうに申したのですけれども、多分、大臣の主導でこういう会見を開いていただいていると思いますけれども…。
問)その理由というか、大臣の趣旨というか…。
問)コンプライアンス・ウィークの永野と申します。
大臣が就任される前に、6月まで、スタディ・グループでコーポレート・ガバナンスの改善などを見直しされるグループがあったと思うのですけれども、報告書に、6月にまとめたものを東証は(作業を)進めて、もう年内に導入しようとしている項目が幾つかあると思います。金融庁のサイドとして、導入される、一応、6月にまとめられたものを…。
問)東洋経済の大崎と申します。
今回の貸し渋り・貸しはがし対策なのですけれども、財源としては、保証協会の枠がまだ15兆円程度残っていますが、それを利用することを考えていらっしゃるのか。あるいは、金融機能強化法でも財源があります。そちらを考えていらっしゃるのか。あるいは、まだ追加的な措置のようなものをご検討なさるのか。
問)主には、保証協会の現状ある枠が優先的に使われるという理解でよろしいでしょうか。
問)J-CASTニュースの亀松と申します。
ちょっとくだらない質問ということになるかもしれないのですが、産経新聞が報じた西松建設の献金について…。
問)どういう恨みだと思いますか、産経新聞は。
問)いつの話ですか。
私の印象は、記者クラブの会見では言った言わないの話が多く、フリー等の会見では金融政策以外の質問も出ている。
それにしても記者クラブはこんな会見をやるために、今までフリー等の参入を排除していたというのか。これではとてもプロとは言えないのではないか。まるでゴロツキのようだ。
お金を払って大手新聞社の新聞を購読している方に言いたい。あなた方はお金を出して報道の堕落を助長している。社会の一員という自覚があるならば、すぐにでも解約してほしい。

2009/10/21 水曜日 at 12:55 AM
同意。
2009/10/25 日曜日 at 6:09 AM
ああここにあった
大塚や藤井 官房長官のコメントも見せてくれると
お笑い劇場になりますね
2009/10/25 日曜日 at 9:13 AM
一体モラトリアム法案の中身はどうなったんでしょうか
単なる打ち上げ花火?
2010/3/4 木曜日 at 10:39 PM
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