㈱ピーエス三菱が橋梁工事で施工ミス

投稿者: 三条市民 投稿日時: 2009/07/31 17:39:26

新潟県三条市では、5年前の7.13水害による五十嵐川改修の嵐川橋上部工工事で、工事の不具合を理由に3月から工事を中止している。嵐川橋は今秋に完成予定だった。

3月、請負業者による上部工の測量の結果、橋の中間、2つの橋脚の間の高さが設計より23センチも低いことが分かった為、工事を中断しているというのだ。

施工業者の説明によると、現状の概要を「橋の強度には問題ないが、橋桁の中央部がかまぼこ状(太鼓橋)になるものが、ほぼ平らな状態になっており、橋脚付近で車両がスムーズに走行できず、ジャンプしてしまう恐れがあるというもの」だが、問題はそれだけでなく、発注者である新潟県は橋桁の製作工場に赴いて検査(いわゆる工場検査)したものの、ミスを見抜けなかった上、工事現場でのチェックは「橋桁の上に仮設資材が乗っていて、全体を見渡す事が出来なかった」という誠にお粗末な言い訳であった。

原因は、請負業者と主桁製作工場との打ち合わせ不足で、製作計画書内容の確認を怠ったことと、請負業者の製作中の確認不足、具体的には桁の製作キャンバーの検査をしなかったこととしているが、施工業者の㈱ピーエス三菱といえば、上場一部の企業であり、コンクリート橋梁工事ではトップクラスの業者である。
対処方法として、軽量コンクリートで当初の縦断面線形に調整する方法を決定したというが、三条市民とすれば、新品のスーツをオーダーし、出来上がったので着てみたら縫製間違いで袖の長さが足りなかった。文句を言ったら、生地を継ぎ足して「機能に変わりはありません」と言われている様なもので、到底納得できるものではない。

補修工法は、専門家など有識者で組織する「嵐川橋補修工法検討委員会」で出された結論ではあるが、「検討委員会」はあくまでも「軽量コンクリートで当初の縦断面線形に調整する方法」が強度的に問題ないかどうかを検討する委員会であり、今回の事故についてすべてをやり直すか、補修で終わらせるかを検討する委員会ではない。

施工業者は、現状の概要を「橋の強度には問題ない」と言っているが、そういう事ではないと思う。我々の税金を使って発注している工事なら、設計図面通りに施工・完工するのが当然であり、新潟県は設計図面と違うものを受け取ってはいけないのだ。新潟県の弱腰に、泉田新潟県知事の行政手腕を疑うものである


これまでのコメント

  1. 学者芸者 :

    これだけ正確にお書きになっているところを見ると
    内部告発ですね
    愚生も土木屋
    施工ミスして、強度に問題ないとは
    プロの恥
    しかし、やり直しは膨大な費用がかかる
    企業の存続にもかかわる
    スーツのオーダーとは少し違う気がする
    後始末としての最善策ではないだろう
    委員会も
    起きてしまったことを、どう生かすかに
    知恵を絞ったと思う
    施工者もプロ、検定者もプロ
    プロとしてのけじめを
    しっかり、つけさせるべきだ
    勿論、全国に響きわたるように公開で

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