政治家のブログの「虚と実」

投稿者: KEN 投稿日時: 2009/07/06 19:47:14

私は自民党参議院議員、山本一太氏のブログを頻繁に読ませてもらっている。理由は彼のブログはアクセス数で常に上位にありメディアでも露出度の高い政治家であることのみならず、虚(嘘、不本意、外交辞令)と実(本音)が混在した面白さである。

本来的に政治家のブログは本音を吐露する唯一の場であろうが、同氏が巧みに?使い分けに腐心している様が手に取るように分かる。一部政治家のブログはタイトルの通り虚実が混在しているので読み飛ばしは禁物である。

「実」の典型:
『 「東国原知事が国政への転向の条件として自分を総裁候補に担ぐことを自民党に要求!」みたいな報道が流れた翌日(?)だったと思う。カメラの前に立った東国原知事が「私のことを顔を洗って出直して来いなんて言った方(某自民党議員)がいるようですが、そちらこそ野党になって顔を洗って出直したほうがいいんじゃないかって感じですね!」という意味の発言をした。その日のブログに書いたように、自分は「東国原知事の総裁を目指す発言」は最初から真剣だと思っていた。日頃から「宮崎県の知事」としての活躍はスゴいと思っていた。「顔を洗って出直せ!」なんてセリフは浮かばなかった。
が、しかし、この時の知事の発言には(正直言って)「不快感」を憶えた。「そちらのほう(自民党議員)こそ顔を洗ったら..」という言葉の裏に、ある種の「驕り」を感じたからだ。自分には知事がこう言っているように聞こえた。「自民党さん!いいんですか?せっかく言ってあげてるのに!私の国民的人気を使わないと次の選挙で野党になっちゃいますよ!!」と。
その翌日(?)に報道された次のセリフには更なる違和感を感じた。「(私を総裁候補にすることに)反対する人は、自民党に新しい血を入れたくないってことでしょう?つまり抵抗勢力ですね!」 その言葉を聞きながら思った。はあ? いくら知事として「立派な実績」をあげて来たとはいえ、まだ1期目の任期途中で、かつ国政経験のない知事を「そのまま最大政党(与党)の総裁に担ぐ」ことに異論を唱えると、なぜ抵抗勢力になるのだろうか?! 自分には全く理解出来なかった。
しかも、自民党に「新しい血を入れる」ことが、どうして「東国原知事を総裁にする」こととイコールなのか(中にはそう思う人もいるかもしれないが)もさっぱり分からなかった。(苦笑) なんて「乱暴な理屈だろう」と思った。加えて、「抵抗勢力」という言葉を使うことで、あの小泉元総理を意識しているかのようなそぶりが垣間見えた。申し訳ないが、ちょっと「勘違いしているんじゃないか」という気がした。』

これは彼の率直な感想即ち「実」であろうが、惜しむらくは世論調査が出てからのコメントはいかにも空しい。世間の空気を見てからの後出しじゃんけんは「虚」に等しい。

「虚」の典型:
『、「静岡県知事選挙」で大健闘した「坂本由起子氏」から携帯に留守電メッセージが残っている。「いろいろお世話になりました!あそこまで追い込んだのですが、残念でした!」 激戦を戦い抜いてクタクタになっている中で、なんと律儀な人柄だろう。声が少し震えている気がした。残念だったのは、国政での「自民VS民主」の戦いが「静岡の選挙」に持ち込まれてしまったこと。(チキショー!) そうでなければ「坂本氏が勝っていた」と確信している。
あの「逆風」では、民主党の推す候補者に大きく引き離されても不思議はなかった。「大接戦」に持ち込んだのは、坂本由起子候補本人の魅力と努力だ。「支援者の方々」も一生懸命だった。坂本さん、本当にご苦労様でした!! 残念でしたが、「見事な戦い」を見せていただきました。必ずまたチャンスが巡って来ると思います!! 「その時」に備えて、充電してください!!』

坂本が善戦したって?違うでしょ。民主党分裂の中、保守王国、静岡で敗れたということは衝撃的以外の何物でもないでしょう。敗因は自民党の制度疲労でしょ。

山本氏と殆ど同い年の石破氏はもう少し率直かつ適切なコメントをしていましたよ。この期に及んで冷静な分析が出来なければ馬鹿ですし、体裁で言っているなら嘘つきですよ。


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