刑法39条
投稿者: 霜山龍志 投稿日時: 2009/06/01 10:16:59
中央大学教授殺人事件の容疑者に精神鑑定がなされるそうだが、刑法39条は古くて新しい問題である。そもそも凶悪犯罪というのは精神に変調をきたしたからだとも思われるし、生来犯罪癖のある人格というのもありうる。したがって刑罰を矯正と考えるか応報と考えるかによりその立場は異なる。
以前から保安処分の問題があって、最近犯罪者の精神治療に関する法律ができたわけだが、依然応報刑を主体に考えている裁判官も多く、精神鑑定を無視することが多い。
私自身は被害者家族の復讐感情をみたすこともある程度必要だと思うので、凶悪犯罪については精神の変調が前提にあったとしても、例外的には極刑も必要だと思う。
だが、遺伝子異常で犯罪傾向があって、自分のしたことにまったく洞察が欠けている人間を極刑に処する意味があるだろうか?被害者家族も加害者を極刑に処すことでしか被害者への弔いができないのか、苦悩しながらも考えていただきたいと思う。
いずれにせよ刑法のこの分野は未発達であり、犯罪心理学、犯罪精神医学の発達によりもっと整備すべきであろう。以前のような刑務所のかわりに精神病院に入れることにイタズラに反対する人たちはすくなくなった。精神病院の処遇が改善されたためであろう。
そもそも精神の正常異常を誤りなく判定できるのかという根本的問題もある。
死刑制度ともども議論の絶えない領域だが、法曹人がもっと精神医学的知識を受け入れる努力をしなけれいけないであろう。裁判官は法廷では神だが、それにふさわしい見識を持っているかが問われるのである。

2009/6/1 月曜日 at 9:44 PM
> だが、遺伝子異常で犯罪傾向があって、自分のしたことにまったく洞察が欠けている人間を極刑に処する意味があるだろうか?
極刑に処する意味は大いにあると思います。
犯罪傾向のある遺伝子異常を持つ者を極刑にすれば、将来その遺伝子を持つ子孫の発生を防げます。もしも、本人に責任能力が無かったなどと言って軽い刑にすると、将来、
遺伝子異常を持つ子孫を残す可能性が増えます。
恐らく、大昔から人類は遺伝子や遺伝などと言うことを知らなくても、犯罪者を極刑にすることによって、犯罪遺伝子を持つ人を淘汰し、より安全な社会を作ってきたのだと思います。
隣の韓国・朝鮮は日本よりも犯罪率が高いので有名ですが、それは恐らく犯罪者への淘汰が日本よりも厳しくなかったのが原因でしょう、と言うか、日本は犯罪者に対して厳しかったので、犯罪遺伝子が淘汰された結果、犯罪率が低い安全な国になったのだと思います。
2009/6/2 火曜日 at 5:17 AM
@ </b
一昔前なら袋叩きにあいそうなご意見ですが、悪い遺伝子はころしてもいいということなら、植物人間も死んでもらったほうがいいということにつながりかねませんね。
生命は不可逆的ですから、もう少し慎重に考えたほうがよいのでは
2009/6/30 火曜日 at 7:55 AM
裁判官が専門医の精神鑑定を判断するのは
政治家に哲学を語らせるようなものだろう