犯罪の陰に女あり [その4]
投稿者: ジャーナリスト 投稿日時: 2009/04/17 23:00:30
地裁で裁判が始まった。
被害者ということになっている藤田ふさが法廷に出た。
裁判官が
「横断歩道を渡る時、信号は何色でしたか?」
と聞いた。
「赤です」
裁判官は聞き直した。
「あなたが横断歩道を渡ったときの信号の色です」
「赤です」
裁判官は、藤田ふさがよく聞いていないと思って再度聞いた。
「あのう、あなたが横断歩道を渡った時の信号の色ですよ」
「はあ、赤でしたけど」
傍聴席がどよめいた。
実は、藤田ふさが入院中に、現場検証をした巡査部長○○○○が病院を訪れた時、彼は
「ワシが助けたげるでのん」
と言って病室に入り
「それで、信号は何色で渡っただん」
と言うと、藤田ふさはやはり赤と答えた。
それで
「赤で渡っちゃだめじゃないか!」
と○○○○が怒鳴るように言った。
○○○○は続けて
「ほいで、当たったのはどこだ」
と藤田ふさに聞いたが、反応がないので
「ここか、ここか、ここか・・・」
と自分の体のあちこちを指して、藤田ふさに見せた。
それでも反応がなかった。
その一部始終を見ていた介護士が
「お巡りさん。何処も当たってないじゃないの?」
と言った。
○○○○巡査部長は
「ほうだなあ、当たっとりゃ黒くなるもんなあ。こりゃあかんわ」
と言って帰った。
裁判官は信号のことを聞くのをやめ、質問を変えた。
「ところで、あなたは外傷がありますか?」
と聞いた。
「ありません」
藤田ふさの答えに法廷はしらけたようになり、あとは形式的な流れで閉廷した。
藤田ふさは法廷に出る前に、答え方をいろいろ吹き込まれていたが、宣誓をしたり法廷の緊張感に包まれると、予定通りの発言ができなかった。
裁判所の廊下で、藤田姉妹が副検事の□□□に何やら強い口調で話をしていた。
それに対して□□□は手で制止するようなポーズをとってペコペコしていた。
その様子から藤田姉妹に責められているという感じが伝わってきた。
岩本の弁護士、天○は
「これで、こっちが悪いというなら裁判は儀式だ」
と言った。
その後裁判では警察が仕立てた証人が法廷に出て、車が人を跳ねたと証言する予定だったが、頼まれた証人は法廷に出ることまでは予想していなかったらしく、裁判官に法廷に出たくない旨の手紙を出した。
だが、副検事が職権で法廷に出させられると
「私の方から見ると、当たったように見えましたが、当たったかどうかは当事者同士しかわかりません」
と証言した。
ところが、裁判も終盤になると突然、裁判官と検事が交代し法廷の雰囲気は一変した。
検事が
「被告は罪を逃れようと、その場その場でうそを言いつくろっている」
との文面を読み上げ、判決の日には
裁判官が禁固八ヶ月の判決を読み上げた。

2009/4/20 月曜日 at 12:31 PM
これって、創作、それともノンフィクション
この場面、例の痴漢冤罪映画と同じではないですか
映画見て、交替判事の冷たい事務的処理に、恐怖を感じました
2009/4/30 木曜日 at 12:52 AM
すべて真実です。継続して読んでいただけることをお願いします。