犯罪の陰に女あり[その5]

投稿者: ジャーナリスト 投稿日時: 2009/04/19 13:04:54

地裁で禁固八ヶ月の有罪判決がくだされたのだが、その判決理由は、
1.ウレタンバンバーのような柔らかいものであれば、車が人と衝突しても、人に外傷を与えない場合もある。

2.10m以内の目撃証言には写真性がある。
というものであった。

いずれにせよ、高裁へ上告することになった。
ここで、不思議なことに弁護士の天○氏がそんなに驚いていなかったことである。

弁護士という仕事は事件に慣れっこになっているので、こんなことでは驚かなくなっているのだろうか?
天○弁護士は
「これから戦うには弁護団を組まなければならない」
と言い、自分の甥にあたる○郎弁護士と一緒に弁護をすると言った。

そのことにつき、裁判費用として150万円必要だと言った。
地裁の裁判の前には、天○弁護士は
「△△氏の紹介だから、裁判費用は安くして50万円にしましょう」
と言ったので、岩本はここまでで200万円払ったことになる。

岩本は上告するにあたり、何かよい証拠などがないかと探した。
絶望感におそわれながら、スタートにもどり今までの過程をたどってみた。

すると、豊橋警察署での○○○○巡査部長と話をしているとき、バッグの中にテープレコーダーを入れて行ったことを思い出した。

録音テープを再生してみると、90分テープの終わりに近いところで、○○○○巡査部長が
「あれは跳ねたやない。第一高さがちがうもん。オレも寝転がってよく車を見ただ」
「人と接触すれば埃がとれる。だけど、あんたの車の埃はとれとらんかった」

などに始まり、○○○○巡査部長がはっきりと人身事故ではないということを話している様子が録音されていた。

岩本はさっそく天○弁護士にこのことを連絡した。
高裁の書記官に連絡すると、その録音テープの内容をワープロに打ち出し、裁判当日に録音テープ、テープレコーダーと一緒に持ってくるようにとの返事があったと岩本は告げられた。

ところが、高裁の裁判が始まると、その証拠は採用されなかった。
なぜ採用されなかったのか、誰からも説明はなかった。

裁判は早々に集結し、地裁の判決は重すぎるとし執行猶予3年が付け加えられた。
天○弁護士は○郎弁護士と共に、東京の最高裁へ行ってくると岩本に告げたが、そんなことはあろうはずはないが、司法には無知な岩本は弁護士が尽力しているとしか考えなかった。

岩本は地宗一郎校長が「何かあったら元校長会長の●●さんが出てくださる」と言ったことを思い出し、校長のもとへ相談に行った。

地宗校長は難色を示したが、岩本が強く言うので、渋々、市内の料亭「てんぷらのきくや」にて話し合いの場を持つことを承諾した。

岩本は○○○○巡査部長が「あれは事故ではない」と言っている録音テープを持って出かけた。
料亭で席に着くと、岩本が元校長会長の●●に、藤田姉妹が本当のことを証言してくれるようにと話をした。

元校長会長の●●は「そいつは・・・」と言って拒否したので、岩本は用意していったテープを聞かせようとすると、地宗一郎があわててそれを制し
「●●さん。申し訳ない、まあまあ」と言って、内ポケットから封筒を出し、●●に差し出すと、●●は「悪いな」と言って受け取り、ポケットにしまった。

話は進展せず、これで終わった。
地宗一郎校長は愛知県教育委員会へ相談に出かけた。

帰ってくると、岩本に
「藤田さんに本当のことを言ってもらうために、百万円渡すように」
と言った。

次いで
「金はあるか」
と言い
「50万円ぐらいなら」
と岩本が言うと、地宗校長はすぐに自宅に電話すると、奥さんに50万円持って来させた。

岩本に、50万円一時的に貸すと言って渡した。
翌日、岩本は自分で百万円を用意し、50万円は地宗校長にすぐ返した。

だが、地宗校長は返されたのを忘れたらしく、未だに、側近には50万円貸したが返してくれないと言っているらしい。

地宗校長から相談を持ちかけられた愛知県教育委員会の■■は、地宗校長に対し
「あんたも、教育長の職が目の前だから、ここで、こういう事態になったのはあんたのせいだとわめかれんようにしたほうがいい」
と助言し
「岩本が事故を起こしたことにして、あんたが骨折っているというかたちにせにゃああかんな」
と言い
「問題は今の裁判で岩本の有罪が確定したとしても、これは刑事だから、賠償金として藤田に金を払うのは別の話になる。それは民事だから岩本が頑張ると金は出ないよ。藤田は金が目当てだから金が入らないことには納得せんよ。騒がれるとあんたもまずいね」
と説明した。

地宗校長がどうしたものかと言うと、■■は
「岩本が事故を認めて、賠償金を払うということにする。それには自動車共済へ岩本が賠償金の請求をしたことにせなあかんが争っとるで出さんだろうな」
と言いながら、その手配はなんとかしようとも付け加えた。

「よろしくお願いします」
と言って地宗校長は愛知県教育委員会を出た。

愛知県のほとんどの市町村では、教員の日教組加盟率が100パーセントである。
これは赴任とともに本人の承諾なしに、給料から組合費が天引きされているからである。その疑問には質問できない空気にもなっている。

教員の人事は教育委員会が決めるものであるが、愛知県では日教組の組合の委員長も教育委員会が決める。

日教組の委員長を務めた先生は、次に少なくとも教頭、校長になっていく、そして県教委にも栄転する。
だから、愛知県教育委員会は日教組とはツーカーの仲である。

愛知県教育委員会の■■は、地宗校長から相談を受けた後、日教組の自動車共済へ藤田ふさの件で、岩本が人身事故を起こし賠償として共済金を請求したという書類を作るようにともちかけた。

それで、日教組の自動車共済は岩本本人から請求も出されていない書類を偽造することになる。


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