犯罪の陰に女あり [その3]

投稿者: ジャーナリスト 投稿日時: 2009/04/17 13:27:02

岩本は友人に紹介された岡崎の天○法律事務所を訪ねた。
弁護士、天○は岩本から話を聞くと、そんなことで起訴はあり得ないと言った。

それでも不安な岩本の様子を見た天○弁護士は、丁寧に説明し、なおかつ本当に起訴があるのかどうかを確認してやると言った。

翌日、岩本がいつも通り学校で勤務していると、天○弁護士から電話がかかってきた。
天○弁護士は驚いた口調で起訴されたことを岩本に告げた。

岩本が起訴されたには事情があった。

それは、事故の実体はないと警察が確認したにも関わらず、日教組の自動車共済は人身事故として病院へ治療費を支出していたので、もし事故の実体がないということがはっきりすると治療費を支出できなるからだ。

病院に支払われた治療費は、自由診療なのですでに数百万円を超していた。
スナックのママちよ子は、治療費が払われない事態になることを心配し、副検事の□□□に相談を持ちかけた。
□□□にしては、ちよ子から話を持ちかければ、相談に乗らざるを得ない。
2人の関係はそういう関係なのだ。

実際、ちよ子はスナックに来る親しい客には、もし治療費が自動車共済から出ないということになったらどうしようと心配して話していた。

これは、スナックを訪れた客の証言から明らかである。
かくして、天○弁護士が常識からして起訴はあり得ないとの判断したこの件が起訴ということになった。

やがて裁判が始まった。
裁判が始まる頃には入院していたちよ子の姉、ふさは退院していた。

裁判が始まると、警察や検事の調書を被告人は読むことができるが、警察の現場検証や調書は捏造であり、検事がふさの治療を担当した医師からとった調書も、医師の発言では
「診断書に外傷があったのではないか」
という検事の質問に対し
「私が書かなかったのだから、外傷はなかったと思う」
と答えていた。

続いて、医師の発言で
「藤田ふさの治療が長引いたのは、骨粗鬆症のためです」
と証言したことが書かれていた。

藤田ふさは交通事故に遭って入院したことになっていたが、治療の実体は骨粗鬆症の治療という奇妙なことになっていた。


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