紙一重だった逆転無罪判決

投稿者: 投稿日時: 2009/04/16 15:04:36

東京・小田急線の満員電車内で2006年、女子高生(当時17)に痴漢をしたとして、強制わいせつ罪に問われた被告の名倉正博・防衛医科大教授(63)=起訴休職=の上告審判決で、最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)は14日、懲役1年10月の実刑とした一、二審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。名倉教授の無罪が確定する。痴漢事件で最高裁が逆転無罪を言い渡したのは初めて。
日本経済新聞 4月15日

静岡県御殿場市で2001年、少女(当時15)に集団で乱暴しようとしたとして、強姦未遂罪に問われた事件時16―17歳の元少年5人の上告審で、最高裁第1小法廷は15日までに、元少年側の上告を棄却する決定をした。

4人を懲役1年6月の実刑、1人を懲役2年6月、執行猶予4年の有罪とした2審・東京高裁判決が確定する。
日本経済新聞 4月16日
——————–

最高裁判所判事は15人いる。
その割り振りはたいてい以下のように決められている。

裁判官出身:6名
検察官出身:2名
官僚出身: 3名
学者出身: 1名
弁護士出身:4名

裁判官が6名と最多だが、最高裁判事になれる裁判官は特殊な人がなる。

すなわち、裁判所で裁判官実務をしていた期間よりも、裁判所の役所的というか官僚業務をしてきた時間が長い人がなる。

学校も東京大学出身で、在学中に司法試験に合格した人がそうなる可能性が高い。
検察官枠も1名は検察実務が長い方だが、もう1名は検事実務より法務省官僚としての経験が長い。

つまり、現在の最高裁判所判事のうち3分の2は官僚の方がなっている。
痴漢無罪判決は、無罪3対有罪2の紙一重のものだった。

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090414170745.pdf
http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/index.html

この第3小法廷のメンバーは、弁護士2、学者1、裁判官2という、最高裁にしては珍しい、非官僚出身者が多数を占めていた。

被告人が国立大学の教授で、同じ出自の裁判官もいて、無罪に票を投じた。御殿場事件は 物証がなく被害者証言が起訴の柱となっている点で、14日の痴漢事件と類似している。

証拠の面では、犯行日が異なる検面調書や事件日の天候についての誤った警察証拠が採用されるなど、物証では検察の立証が弱かったようだ。

ただ、裁判長は官僚出身者で、官僚出身者が多数を占めていた。
(採決は全員一致で有罪のようだ)


これまでのコメント

  1. 匿名 :

    やっぱり、裁判官は国民の敵ということか・・・
    どこまで耐えればいいんだ?一般国民は?
    なんとか弾劾できないものかね?
    タイみたいに内乱起こすのがいいのかね?

  2. 前科者 :

    本判決は,福岡高裁 一木泰造判事
    準強制わいせつ容疑を無罪にするための
    試金石!!!
    司法独裁国家の悪行

  3. 匿名 :

    もし、痴漢をされたと主張する女性が嘘をついていて、客観的な証拠無しに有罪にされれば、誰でもが犯罪者にされてしまう可能性がある。
    それを阻止したのは画期的な判決である。

    「裁判官は国民の敵ということか」と書く者が居るが、自分が逮捕されたときは温和しく有罪を認めるのだろうか。

    そもそも、若い女性だから嘘はつかないだろうというのは日本人の思いこみである。
    朝鮮人は公然と嘘をつくので有名であるが、マスコミは女性の国籍も報道すべきである。

  4. 学者芸者 :

    男女7歳にして席を同じゅうせず、です
    痴漢冤罪を防ぐには、これしかありません
    昔の人は、いい事を言いました

  5. 成山 :

    有罪/無罪の判定を裁判官に任せるので判定結果に人々(国民)不満が溜ままり易いと思います。これを国民が行う陪審制を導入すべきと考えます。刑事に関わらず全ての裁判に陪審制導入、被告人にそれを選択(罪により陪審制になるものも含め)できる道を選ぶべきです。有罪の刑期はその後裁判を行って決定するとし、刑期に関しては綿密且つ厳密に定義し、事例に合わせ精度を上げてゆくことが必要でしょう。なお、裁判は1回のみ、3審は厳密な条件付きとすべきと考えます。また、被告本人は有罪と認めるなら、刑期に関する裁判のみで良いとします。陪審制は刑事であるなら、検察側と弁護側の双方の論理を陪審員が評価すれば良いので、その場に職歴、学歴・・・・等諸々の投稿にあるような疑義を薄める効果が大きいと考えます。これが「司法」を「我々一人一人」が持っている事を実感することと考えます。

  6. 学者芸者 :

    @ 成山:
    ハリウッドの映画にあります
    被告の弁護士にコンサルタントが付きます
    彼は、陪審員の全ての個人情報を調べます
    陪審員はアル中やら親族にトラブルを抱えるものなどが様々におります
    コンサルタントは、密かにそれぞれの弱点を付いて行きます
    アマチュアの陪審員には有り得る話だと思いました
    当方は、プロにシッカリしていて貰いたいと思っております

  7. 匿名 :

    @ 学者芸者:全く同感です。プロがプロとして、使命感と義務感と情熱を以て、本気になって事に当たらねば、どうしようもありません……。

  8. 成山 :

    @ 学者芸者:しっかりしたプロほど怪しげな人と思いませんか。同じ犯罪に関して地裁、高裁次に最高裁と判断して行き(三審制)それぞれ有罪/無罪が分かれるとすれば、それはどういうことなのでしょうか?犯罪があった(有罪)、無かった(無罪)と判断したとすれば、それをプロの集団(各審理は複数の判事で構成される)といえますか?プロよアマチュアの差異は、同じ事を行って常に同じ結果をだすか異なる結果をだすかの違いと思います。私が言いたいのは「司法」を仕切るのは国民でありその権力を一人一人が持つことが重要と言うことです。「司法」を国民の代表者(裁判官、検察官と弁護士)が仕切るならその代表者の選択如何で司法がゆがめられる可能性が大きいと思います。

  9. 成山 :

    @ :
    プロの使命感とか義務感に頼る「司法」とは如何なるのもかよくわかっているのではないのですか。マスコミの報道如何にも拠ると思いますが魔か不思議な判断もありますね。公園を現住所として住民登録を認めたりなど有ったように記憶しています。普通の思いで考えれば常識外れと思いますが、法を文字通り厳密に解釈すれば問題無しなのでしょう。しかし、法の趣旨に戻ればおかしいと思うのが常識と思います。陪審制は常識(普通の知識)で検察官と弁護士の論争を評定すれば良いのです。

  10. 学者芸者 :

    当方は
    プロはプロとしての自覚と責任感を持って欲しいと懇願しているのです
    一般国民にその責任を振っては困ると思っております
    近頃は、行政でも良く見られます
    あれは美名に隠れた「逃げ」です

  11. 匿名 :

    @ 学者芸者:他人の心とか行為に頼るのは、己は判断しないで他人の判断を待って批評(己の心は傷まず同調できるなら心安らかになる、同調できなければ投稿等で発散したりする)することのみ、未来に関して己の行動が定まらないと思います。法治国家なら「司法」が国民一人一人が愚弟的な行動(行為)の結果として運営されるべきでしょう。「司法」の世界を特定の人々に丸投げしておいて(確かに丸投げ制度を作ったのは一人一人の国民ではないですが)、あげくのはて彼らは「逃げ」を打っているでは、少々悲しい世界に住んでいるとことになると思います。

  12. 匿名 :

    面白いね、裁判は三回やるが、二回やろうと最後は、最高裁判決が優先される。
    だから、冤罪事件が無くならない、だって最高裁判所の判決を誰がチェックできるの?
    裁判所判事の人事権も最高裁判所にあると言う事らしい、こんな事を直さないで、司法改革の名の下に、一般人を地方裁判にだけ入れたって、最高裁の冤罪がなくなるはずがない。

    裁判に参加させるより、裁判結果をチェックさせて、オープンに情報開示できる事の方がもっと必要なのでは?

  13. 安井重行 :

    先日 最高裁で 「車中の痴漢」に 1年6月の判決を言い渡した判事の名前を大至急教えて下さい。
    罷免裁判官に投票したいと思います。
    報道によれば、本人は無罪を主張、目撃者を探しているとのこと。
    「明日は わが身」だ。

  14. 匿名 :

    それは知らんが防衛医大事件で有罪投票は田原睦男
    御殿場事件で有罪投票は桜井タツこ
    いずれも今回審査対象

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