年金問題に見る舛添要一厚労大臣と厚生労働省のお粗末振り

投稿者: 投稿日時: 2009/04/16 12:50:59

昨日、厚生労働省は、公的年金の財政検証について、モデルケースで政府公約の50%を割り込むとの新たな試算を発表した。全く以ってお粗末な話である。

現時点における国民年金保険料納付率が約60%台であるにもかかわらず、これを80%として試算していたとのことである。どう考えても、不合理極まりない。

現時点における納付率よりも低い数値で試算するならば合理性を見出せようが、高い数値で試算するというのは、前提を欠いて失当であるばかりか、希望的観測でしかない。

しかも、舛添大臣は、「データではない。『等』と入っているから。」と官僚が指南したかのごとき答弁にさえ及んでいる。民主党の山井議員が委員会で声を荒げていたが、ある意味では至極当然の対応であろう。

しかし、重要なことは、データの内容ではない。具体的な政策と政治結果である。私は、以前「論談」において、厚生年金保険と健康保険の未適用(加入義務違反)を撲滅させることが重要であると説いた。

ところが、これらには罰則が付されているにもかかわらず、罰則が適用された例は殆どない。つまり、罰則が死文化していて、事実上の「ざる法」になっているのである。

少なくとも、厳しく罰せられる風土が醸成されれば、違反に及ぶ者は少なくなるはずであり、罰金を徴収できれば、国庫にも潤いが生じよう。

また、国民年金についても、同じである。仕事がなければ、失業者は増える一方である。失業者が増えれば、国民年金を徴収できないこととなる。ある求職者は、「年金どころではない。今の生活のほうが重要だ」と力なく言っているが、殆どの国民の本音であろう。

雇用問題の解決が、結果として年金問題の解決にもつながるのである。政府は、そのことを本当に理解しているのだろうか。

2年前、舛添大臣就任に期待した人も多かろう。しかし、現実には、官僚に毒されていることが露見したのである。残念だが、これが現実である。

私たちの手で、政治を変えようではないか。


これまでのコメント

  1. 学者芸者 :

    実態はよく分りませんが
    授業料、給食費、保育料、年金・健保の保険料に未払いが有ることを前提に、行政を行うなど、絶対に認められません
    何れも、所得や事情に応じた免責条項があるはず
    雇用対策は別問題です
    給食費を取りに行ったら、ベンツがあった、などザラだそうです
    ヤクザ屋さんにでもノウハウを習い、先ずは徴収率100%を実現すべきです

  2. 匿名 :

    こんにちは。投稿者です。

    > 授業料、給食費、保育料、年金・健保の保険料に未払いが有ることを前提
    念のために申し上げますと、未払いと未適用は似て非なるものです。
    未適用にも二通りありまして、適用事業所となるべき義務があるにもかかわらず適用事業所となっていない場合と適用事業所となっているが被保険者資格の届出を懈怠している場合です。何れも違法行為です。
    一方、未払い(未納)は、保険料の納付を懈怠しているということです。
    ただ、罰則は、被保険者資格の届出および保険料の徴収を確実させるために設けられたものと解されます。ですから、そのようなことが生じてはならないのは当然のことです。
    雇用対策についておっしゃっていますが、年金問題や雇用問題は実は見えないところでつながっているのだろうと思っています。そのことをお伝えしたかったのですが、誤解があったとすれば申し訳なく思います。

  3. 学者芸者 :

    レス、有難うございました
    どうやら、見当違いのコメントを差し上げたらしいですネ
    折角のレスですが
    残念ながら、社保事務所で聞いた気がする専門用が多くて、さっぱり理解できません
    ご容赦を

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