老醜をさらす者たち
投稿者: 投稿日時: 2009/03/23 16:52:51
日本を代表するある超巨大企業は、この10年ほど通算するとほとんど利益が出ておらず、今期には未曾有の巨額赤字を計上するが、その期間を社長、会長として務めた人物は、現社長を首にしても自分は取締役会議長としてなおも居座るそうである。(一応理由はつけているが)
この人物は、オーナーではない雇われに過ぎないのだが、実質的には何の説明責任もない気楽な立場で、しかも立場からくる特権は享受できるのである。
これは極端な例に過ぎないにしても、派遣切りや下請け切りが問題となっている一方で、日本を代表する企業のいわゆる「コーポレート・ガバナンス」がこの程度では、日本株式会社も頭から腐ってきていると言わざるを得ないであろう。
かつてバブル崩壊の頃、金融機関の経営者や金融機関から送り込まれた経営者が、いつまでも会長や相談役としてしがみついて社用車や専用室、秘書などの特権を享受し、老醜をさらしているのが批判されたことがあったが、いまや製造業もそうなってきているのだ。日本企業の国際競争力がなくなるのも無理はない。
もっとも、老醜が多いのは何も製造業に限ったことではない。
テレビをはじめとするマスメディアでも10、20年前の顔がいまだに幅を利かせている。頭の回転はとっくに衰え、周りも実は白眼視しているのだが、本人は気付かないのだ(それが老人の特徴であるが)。敬老も度が過ぎると社会の活力がどんどん失われていくだけである。
